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子育て科学アクシスブログ


富士山に登るなら夏でも厚着していったほうがいいよの話

上岡です。
先日、等々力渓谷に行ってきました。
「東京に自然がある!」と聞いて行ってきました。私の想像では、相当広大な地域を大きな木々が天高く伸び、数多のビルディングを視野から払いのけている空間でしたが、意外や意外。そう広くない面積でした。その名の通り「渓谷」で、東京を潜った谷の底を歩くので、自ずとビルディングは視野に入らないわけです。
想像と違う出来事はまだまだ世の中にあるもんだなぁと嬉しくなりました。ぜんぜん井の中の蛙です。
小学生の頃、好きな子ができ思い描いた夢想は、運命の告白で少しためてからOKがもらえる場面、緊張しながらの遊園地デート、とんで、ご両親に挨拶に行き相手の親に怒鳴られたものの最後には許される場面、結婚式、さらにとんで、老いた手を相手の手に重ねながら感謝を告げ天に召される場面、と、スカスカです。知らんからです。昭和の香りもします。
今なら、身近な人間関係の中でこそ報連相が大事であることを痛感する場面や、消費税の動向を見ながら冷蔵庫を買う時期の激論を交わしたりする場面も追加できます。経験して知ったからです。そして、もし小学生が「おじさん、報連相はいつ必要なの?」と聞いてきたら助言することができるようになりました。
小笠原諸島でのスキューバーダイビング体験はすごい想像越えでした。海中の過ぎる無音と綺麗すぎる深さ。綺麗よりも恐ろしく、高速道路から牛久大仏を見た時の怖さ以上でした。もし尋ねられたら、「最初はびっくりするけど、沈没した戦艦を見るという貴重な経験ができるよ」と言えるようになりました。
「東京には空が無い」と言う方がいたら「等々力渓谷にいってみたらどうだろう」と言えることになりました。「近くに美味しいカレーうどん屋もあるよ」とも。
「バームクーヘンを食べる時の飲み物はなにがいいかって?冷たい牛乳を試してごらんよ」も楽勝で言えます。
経験することで、同じ道を歩いて来ようとしている人に問われたら助言ができることが増えました。
先を行くことで嬉しくない出来事にだって遭遇しますが、近い誰かへの助言になるならば、自分のマイナス体験もマイナスだけのままでは居られませんな。
 
上岡