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子育て科学アクシスブログ


不登校の子の進路

藤原です。不登校の進路支援の経験をお話します。

中3A子は、「ふざけるじゃないよ。」と凄い剣幕で、私のところに来た。泣いている。

三者面談を受けるために、学校に嫌々行った。進路指導の担当の先生に、会ってきた。泣いている。頭にきているようだ。他の相談員さんたちの前では、出さない剣幕で怒ってないている。怒りが収まらない。

「学校に行っていない私に、どこに行くつもり?って。先生は、聞くんです。」

「ふざけるじゃない。どこを受けるなんてわかる分けがないじゃないですか。」

「通信しかいくとこないじゃないですか。」と泣いている。

「そうか……」と私。

しばらくその子の言い分を、ただ、聞いていた。

1年以上、学校に行くことができないで、母親がどうしたらいいのかと相談に来た。

相談というより怒鳴り込んできたのが、半年前。

私が急遽、面談をした。

「学校に行くことは、無理をしないでいいよ。」と話した。

夜、寝られない。夜、スマホで、こっそり親にわからないようにゲームをしていることもあると、本人。「そうか」「夜、少し早く寝ることは、できるかな」……本人の気持ちに寄り添いながら生活リズムを治していく。気分の浮き沈みが、激しい。日々の出来事、家族への不満などを聞きながら、気持ちの高ぶりを押さえながら、できていることを認めながら徐々に、夜、寝られるようにしていく。睡眠が大事なのだという気持ちが徐々にできていくことを意識しながら。脳のしくみを、本人や親にも説明しながら。(成田先生に会ってから、私は、睡眠時間の確保を何よりも大事にするようにしている。これが、不思議といい。)高校に行きたいという目標も、中3の9月ぐらいから、明確に口に出すようになってきた。しかし、学校の先生たちに対する不信感は、なかなか消えなかった。だから、放課後登校や別室登校もトライするが、長続きしない。先生たちに会うことができない。3年になり、進学したいという気持ちがあるが、不登校の自分には無理だろうという気持ちが強く、自分から言えなかったとのこと。進路相談で、「どこに進学したいか?」の質問は、心につきささったとのだろう。「今からやれば、公立も受かるかも知れないよ。」と私は、7月に答えた。「一緒にやるかい。」と声をかけると、A子の表情は笑顔になった。好きな教科から始めよう。無理はしないでいい。と言いながら。その日の気分で、浮き沈みは激しい。それでも、焦らず、やさしく、私のモットーは、諦めずに。である。A子のやる気を上げるために、自信がでてくるように、支援を続けていく。先生方は、公立高校進学は無理だろうと思っていたようだった。

A子の気持ちは、徐々に安定していき、家でも勉強するようになっていった。私との面談の回数も徐々に減っていき、自分で努力できるようにもなっていった。自律しだした。

この自律が、おそらく前頭葉が動きだしたのだと私は信じ、私の気持ちは確信になっていく。成功するかもと扁桃体が、落ち着くのが大変なのだが……。そして、倍率も味方して、公立高校に合格。その後は、不思議と前頭葉が活躍してくれたか、中学生のときの気分の浮き沈みは、落ち着いてくれたようだ。見違えるようになっていったようだ。そして、3年後、白鳥のようになって目の前に現れた。「3年間、学校に行けたよ。休まなかったよ。」信じられないと多くの方々から言われる。これが、睡眠、前頭葉、セロトニンの働きを信じて支援した結果である。信じ切ることが大切なんだ、と確信できる瞬間である。