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子育て科学アクシスブログ


おひとりさま温泉紀行

皆さんこんにちは、成田です。

 
私は今岐阜市の長良川のほとりにある「十八楼」という超!老舗旅館におります。

おひとりさま温泉、初体験です。

 
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私の周りには、結構おひとりさま温泉旅行をしている人がいて、アクシススタッフのKさんとか語る人でよくご協力いただくKさんとか、どっかいいとこ行ってきては、しきりに自慢するのです。

やれ食事が良かったの、お風呂がいいの、接客が最高だの・・・。

 
が、内心それを聴きながら私はいつも、「・・・っていってもおひとりさまで温泉泊まってもさあ・・」って思ってたわけです。

有馬温泉のお膝元で育ち、何かあれば有馬へGOという環境で育った成田としては、温泉旅館とは、家族もしくは同僚友人などと、ひたすら賑やかしく過ごす場所である、それ以外のオプションはなし。という固定観念がありました。

さらには、おひとりさまの女性旅は、すべからく旅館ホテル側から懸念されるものである、寂しそう、儚げな体で「一人です・・・」と言われると、宿側も「もしや世をはかなんで・・・?」と思われるものだ、と刷り込まれておりました。

 
しかし今回、ぽこっと空いた時間をただビジネスホテルで過ごすのもなんだし、と勇気を持って昨日の講演会でお世話になったNさんにご相談したところ、あっという間にこの旅館を予約して下さり、さらには昨夜、鵜飼舟に乗るたのしいツアーまで企画して下さったのです!

 
いやあ、うん十年ぶりに体験した鵜飼ですが、小学生の時の視覚の記憶(かがり火が川面に映る中、黒い鵜の影が見え隠れする)、嗅覚の記憶(川の匂い、火の匂い)、そして聴覚の記憶(鵜匠の方が出す声、舟をたたく音、鵜の羽ばたきの音)が見事によみがえりました。すごいですね。脳のどこにしまってあったんだか。

でも、小学生の家族旅行の時には経験しなかった(と思います)、豪勢なお食事+おいしいお酒。知的な会話がさらに気持ちをMAXまで盛り上げてくれて、本当に楽しいひと時でした。

 
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で、そのあとは本格的おひとりさまになったわけですが、これが心地よい。

旅館のスタッフさんはすべからく親切で明るく接して下さって、どうも私を懸念している風も全くない。

なんでだろう、としばし考え、あ、そうかと気づきました。

私自身が寂しそうでも儚げでもなく、「世をはかなんでいる」風もないってことね(→気づくの遅い!)。

 
だって、昨日から仲居さんとか捕まえては、「あの、ここって万延元年創業って書いてあるけど、実はその前天保の時代に前身ができてるんですか!それはすごい!もう200年近い歴史!!すごすぎる!!」とか

「なんか、ここ芭蕉が立ち寄って句を作ってって聞いたんですが、その句碑ってどこっすか?」とか騒いでいるのですもの。

 
お風呂もとっても広くて気持ちよくて設備も完璧で、大満足の「おひとりさま温泉初体験」でした。

本当にNさんはじめ、関係者の皆様に感謝感謝です。ありがとうございました。

 
では、私は今から次の講演会先に向かいたいと思います!

 
成田奈緒子