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子育て科学アクシスブログ


【ワークショップ:どなたでもご参加できます!】こころの脳の育て方~ペア練③尊重・協力体制~

ワークショップのご案内「こころの脳の育て方~ペア練③尊重・協力体制~」
オンライン:2026年3月8日(日)10時~12時 参加費5,500円(家族なら一緒にご視聴OK)
来室:2026年3月22日(日) 13時〜14時40分  参加費1名6,600円
(LINEでどなたでも簡単にご予約できます。まずはお友達登録から→ https://lin.ee/tgODi1j

 
皆さんこんにちは、成田です。

ご好評いただいているオンラインペア練ですが、今回は「親子がお互いを尊重して協力しあう体制をつくる」の項目について学びます。
これ、アクシスではかなり大切に思っている項目です。ですが、うまく理解していただけない項目の筆頭でもあります。

よくインタビューなどでも言っているのですが、私がペア練を作った動機の一つは、私の小さい頃の実体験にあります。
小学5年生のある日、父が医院を開業して母が事務を担当することになり、毎日朝から出かけて夜7時過ぎまでいないという生活に激変しました。
それまでは病院の敷地内の古い古い一戸建てに住んでおり、父は通勤徒歩1分、母は専業主婦でいつも家にいる、という環境でした。通学路は山道で途中に大きな池もあり自然豊か、家の庭にはちょうちょやカマキリが卵を産み付け、とかげやら野ネズミやらたくさんの動物が棲息してて、人間と遊んだ記憶はほとんどありませんが、生物と豊かな自然、そしてそれらを調べるための図鑑が私の友達でした。

ところが、開業に伴って父が選んだ新天地はコンクリートばかりの新興団地の中でした。当時の団地にはびっくりするくらいの数の子どもがいたから、小児科医院は大繁盛していたと思います。転校先の小学校も1学年8クラスくらいありました。
団地の小学生たちは早口の関西弁でテレビの話に盛り上がってて、当時の私からみると都会的で大人な児童ばかり、異国のようでした。
当然ながら友人ができるわけもなく、かといって一人で歩く人工のつるんとした通学路に虫や植物や動物も見当たらず、寂しくむなしく放課後は毎日家に直帰します。

そんな私に、急に忙しくなった母は毎晩「家族4人分の夕食作り」をするようにいいつけました。料理は自分の創作意欲を刺激して大好きだったので、つまらない学校生活がぱ~っと彩られるような喜びを感じたことを覚えています。
几帳面で真面目な母は、毎朝、夕食の下ごしらえをほぼしてから出かけます。学校から帰宅するとメモがあり「冷蔵庫の中の(切ってある)玉ねぎと人参をお肉と一緒にいためて、そのあと、水を〇㏄入れて煮込み、最後に調理台に置いてあるカレールー(分量だけ皿に置いてある)入れる」などと書いてあるのです。今でいうミールキットのようなものですね(笑)。なので、ほぼほぼ調理とも言えないくらいの簡単さでした。それでも両親が疲れて帰ってきたときにさっとご飯を出してあげられる、そしてそれを感謝される、という喜びは私の心の底に、柔らかい光を放つあったかい玉を置いてくれました。

そうなると子どもは、「頑張ろう、もっと喜んでもらおう」という思考になるものです。加えてちょうど、持ち前の好奇心と探求心、さらに言うなら「繰り返しが苦手」な私の特性がむくむくと沸き上がってきていたところです。
ということである日煮物を作るのに、母の指示をちょっとアレンジしようと思い立ってしまうまでにそんなに時間はかかりませんでした。アレンジと言っても冷蔵庫の中にあった青菜とかこんにゃくとかを加えてみる、母が指示してたしょうゆと砂糖・みりんの味付けにちょっと味噌を加えてみる、などのマイナーオプションなのですが・・・。

「今日はちょっと煮物を工夫してみたんだ」と喜んでもらえる気満々で帰宅した母に伝えた私に、母が放った言葉は「怒り」でした。
曰く、毎日の献立を計画しているのに食材を勝手に使うな。買い物がどれだけ大変だと思っているんだ買い物に行きもしないくせに。人がせっかく忙しい中下ごしらえまでしてやっているのになぜその通りにしない・・・。

親に「信頼」してもらえない子どもの心の底には氷水より冷たい液体が注ぎ込まれます。
私が大切にしてたあったかい玉はこの時から温度を失いました。
一見家族が穏やかで平和に見えるときにも、私は常に警戒するようになりました。
ちょっと間違えると親の機嫌を損ねて、もらっていた「ありがとう」が取り消される。
これ以上自分のこころの傷を深めないように、うまくふるまわなくてはいけない。
学校でも全くうまく行ってない。大切な友達だった自然も奪われて、当然ながら人間の友達もいない。
そして家庭では親の思ういい子にふるまわなければならない。
絶望的に孤独だった小学5年生の私が、今の活動の原点です。

おわかりいただけたでしょうか。
ペアレンティング・トレーニングでお伝えしたい「役割分担」は、決して単純な「お手伝い」ではありません。
そこには親から子どもへの「絶対的信頼」がないと意味がないのです。
子どもを信頼してすべてをゆだねる。もちろん失敗も「折り込み済」。
子どもが自分で考えて行動することを待つ・認める。
そして「感謝」
それだけで子どもはこころにあたたかい玉を携えて堂々と社会に出ていくことができます。

皆さんは家庭内で正しい役割分担ができていますか?
知らず知らずに子どもを警戒させていませんか?
子どもに「いい子」を演じさせていませんか?

ぜひ、このワークショップで学んでいただければと思います。
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

成田 奈緒子

<オンラインワークについて>
★ご予約の方に当日朝、Google Meetのアドレスと資料をお送りします。PC、スマホ等から繋がれるようご準備ください。
★9時40分から説明スライドが流れますので、各自接続してご確認ください。ワーク自体は10時から開始となりますのでそれまでに音声・画像を受信できるように設定しておいてください。ワーク開始後のお問い合わせは受けかねます。

<来室ワークについて>
★当日約10分前から入室可能です。ご予約したご本人のみでいらしてください。お子様をお連れになると入室できません。