第6回「気になることと気にならないこと」
ところで、脳の働き方の違いがある人では、こだわりがとっても強いことがあるのも特徴的です。いつもと同じ道、いつもと同じ順番、いつもと同じ顔・・・「いつもと同じ」ということにとても安心します。
汚れている、ちらかっている、ということを感じ、判断する力も脳の働きですが、それがうまく働いていない人は、たとえば口の周りが食事のあとに汚れていても、洋服が書道の時間に使った墨汁で汚れていても脳は「汚い」と判断していないので気になりません。
でも、汚いのが好きなわけではないのです。「汚れているよ」と教えてあげれば、すぐにふき取ってきれいにすること(刺激を出す)はできるのです。