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子育て科学アクシスブログ


突然の手紙

藤原です。先日、約40年前に担任していた生徒から取手市教育長を通して手紙が届いた。

「突然のお手紙 失礼いたします。私は、約40年前、埼玉県の〇〇中学校で3年間お世話になりましたAです。藤原先生には、大変お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。中学校を卒業して十数年がたち、突然の手紙に驚いていることと思います。先生に感謝の気持ちを伝えたくペンをとりました。」

私の住所がわからなかったのでどうしたら良いかと悩んでいるときに、試しにネット検索した。すると、私と同姓同名の者が取手市教育委員会に所属していることがわかり、ダメもとで取手市教育長宛に、藤原に渡してほしいことを書き、私宛の手紙や感謝状などを同封したとのことであった。

私は、教育長からその手紙をいただいたので、とてもびっくりした。封を切ると、丁寧なお礼状と折り紙で飾られた感謝状があった。A子の名前を、すぐに思い出した。しかし、うろ覚え。早速、卒業アルバムでAの名前と顔を確認。「やはり。あの子だ。あの頃は大変だったなあ。」と、当時のことが、いろいろと蘇ってきた。当時のA子の表情が脳裏に浮かんできた。

声をかけたり、表情を確認したり、座席(前から3番目ぐらい)や班を配慮したり、係活動を誰と一緒にするかなど、常に気をかけていた。中学校は、担任がずうっとクラスにいることができない。特に理科の教師である私は、理科室にいることが多い。実験の準備や後片付けに追われ、教室になかなか戻れない。

手紙には、クラスのほとんどの子から無視をされていたと。大変つらかっただろうなあ。と想像ができる。静かで、我慢強く。やるべきことをしっかりできる子であった。悩んでいることを、誰にも話してくれなかった。でも、彼女のおかれている状況は察することはできた。

「藤原先生は、私の話をよく聞いてくださり守ってくれると信じていましたし、先生はやさしく支えて下さいました。」と40年以上もたっているのにまだ記憶に強く残っているのだなあとびっくりするとともに、私の心の半鐘が静かに鳴り響いた。「やったねえ。」

僕は3年間担任して良かった。とこのうえない幸せを感じた。

そして先日、私に会いたいというA子の願いにこたえることができた。

「毎日学校に行くのが辛かった、そのときに、藤原先生に会えると思いながら、休まずに学校に行くことができました。」とA子から改めてその頃の気持ちを聞いた。

お陰様で、私は、何年か若返った。私は「まだまだ頑張るぞ」という気持ちにさせてもらった。ずうっと同じ気持ちで私は毎日生きている。

毎年、不登校などで悩んでいるお子さんたちの相談をしてきた。一人でも救いたいという気持ちで相談をしてきた。これからも頑張るぞと言う気持ちになった。

教師冥利につきる。彼女が感謝の気持ちを伝えてくれた行動に感謝である。

A子さん 本当にありがとう。