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子育て科学アクシスブログ


夏休みの過ごし方

皆さんこんにちは、成田です。

 
夏休み。いかがお過ごしでしょうか。
仕事をしている親御さんは、子どもたちがずっと家にいる夏休みをどう有意義に過ごさせるかに頭を悩ませていらっしゃることでしょう。
私もかつてそうでした。

 
本来夏休みというのは、学校という時間に区切られた枠を外して、自分の探求心をどこまでも追い求める大切な時間です。
コロナに猛暑のダブルパンチの今日この頃ではなかなか理想通りにもいかないでしょうが、せめて、その気持ちだけは親御さんに持っていていただきたいなあと思います。
工夫は、しようと思えばできるはずだと私は信じています。

 
娘は小2以降、多忙な母と二人暮らしでした。
彼女の小学生時代の夏休みの過ごし方を思い返してみると・・・

 
1.幼稚園で仲良しだったお友達の知り合いの保育園に小学生ながら預かってもらい、二人で仲良く過ごす。1週間ほど。
2.夫の単身赴任先に短期間国内留学?して地元のスイミングスクールの短期集中に通う。1週間ほど。
3.知り合いの犬のトリマーさんのお店に行かせてもらって、一日犬を触って過ごす。
4.図書館にバスで行って一日本を読んで過ごす。
5.家の庭で一日犬と戯れて過ごす。

 
こんなことを繰り返しながら、一人でかなり楽しく夏を過ごしていたようです。
これらのおかげで、

なんとか泳げるようになり、

犬がとてつもなく好きになり、

本もそこそこ好きになり、

そして幼稚園で仲良しだったお友達とは、居住地が離れてしまったにもかかわらず親友のままです。

 
さらに、娘によれば、それぞれに私が決めたルールが敷かれていて(私は忘れていましたが・・(笑))、

 
例えば3.は、行く前に必ず電話でトリマーのお姉さんに「今日行ってもいいですか?」と聞いて、OKをもらってからしか行ってはいけない。

→これによって電話のかけ方を覚え、さらに「お世話になります」「ありがとうございました」が言えるようになったそうです。

また、4.は図書館付近のカフェでお昼を食べるときに必ず写メを取って母に送信すること。

→これによって「食べる内容の色や栄養のバランスに気を付けるようになった」そうです。

 
こう考えると、本当に子ども時代の夏休みって、人間を形作る上で大切な時間なんだなと思います。

学童に一日預けるのは親御さんにとっては安心で楽な選択肢ですが、それ以外の「その子だけの」特別な夏休みの過ごし方も、時には考えて経験させてみてはいかがでしょうか。

 
成田 奈緒子