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子育て科学アクシスブログ


私のセリフ

皆さんこんにちは、成田です。
 
先日まで、オンライン授業になった大学生の娘が帰省しておりました。
結構今回は長居をしていましたが、いよいよ空港から飛行機に乗って帰るという日、浜松町でちょっと寄り道をして美味しいフレンチをいただき、そのあと二人で浜離宮公園の横を歩いていました。
ちょっと肌寒くもあり、でもまだ名残りのセミが鳴いていて、という微妙な季節感ですが、浜離宮はその日も柵を越えんばかりの緑で鬱蒼としていました。
その時です。唐突に娘が言いました。
 
「わあ、きんもくせいの香り!今年初めてだね。秋になったね。」
 
びっくりしました。
なぜかって?
だってそれは、「私のセリフ」だからです。
 
娘が小さいころから、近所を散歩してて今年初めてのきんもくせいの香りに気づくと、私は必ず上記のセリフを言っていました。
なぜかって?
それは、単純に私がきんもくせいの香りを大好きだからです(笑)。
毎朝毎晩二人で二匹の犬を散歩していたので、必ず年一回、このセリフを娘に向かって言う日がありました。
 
それが突然、娘の口から録音機で再生したかのように出てきたのです。
なんかね、一瞬「え??今無意識に私が言ったのか?」と自分の認知を確かめたくらい、ボキャブラリーもイントネーションもそっくりそのまま「私のセリフ」だったんです。そのことに本当に驚きました。
 
よく言いますが本当に、子どもは「育てたようにしか育たない」ものだと思います。
親が繰り返し伝える言葉をきちんと音としてインプットするだけでなく、同時にその時にただよう香り、そして「きんもくせいが大好き!今年も出会えてうれしい!」という親の幸せな気持ちまでも、脳の中に同時に記憶するのでしょうね。
ということは、親が「幸せ!」と感じた瞬間を言葉で、表情で、そして動作で、繰り返し伝え続ければ、きっと子どもにも同じ瞬間を幸せと感じることができるということですね。
そんな瞬間をたくさんたくさん伝えれば、子どもは幸せの分量が多い脳に育つはずですよね。
 
・・・とかいいながら、私はオトナゲないので、その娘のセリフを聞いて瞬時に返したセリフが、
「え~~!それってお母さんのセリフー!毎年最初にきんもくせいに気づくのはお母さんじゃなきゃいやだ~!あんたに先越されてくーやーしーいー!!」
というものだったのですが・・(苦笑)
ま、もう大人になった娘なんで、許されますかね (^^;;)
 
成田 奈緒子