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子育て科学アクシスブログ


マウンテンゴリラの家族にあこがれて

こんにちは。伊藤です。
 
すっかり涼しくなってきましたが、お元気ですか?私は変わらず大好きなフルーツを毎朝食べ元気にしております。
先日、本屋に行った際、たまたま通りかかった科学系コーナーで、なんとあのゴリラの研究で世界的に著名な山極寿一先生の本を見つけてしまいました。しかも題名が“ゴリラからの「人間社会、ここがおかしい」”とあります。面白そうと即買いしてしまいました。
 
私のゴリラとの出会いは〇十年前、確か中学3年の時かと思います。「愛は霧のかなたに」というマウンテンゴリラの保護活動を行った実在する動物学者の映画に出会ったのです。動物好きでしたが、ゴリラにはあまり興味がなかった私にはすべてがセンセーショナルな内容でした。その映画からその動物学者ダイアン・フォッシーさんの著書である”霧のなかのゴリラ“を読み、マウンテンゴリラに更に魅了されたのを覚えています。詳細は〇十年前で覚えていませんが、印象に残っているのが、シルバーバックの雄を中心に小集団の家族で行動をしていて、敵に襲われそうになった時には、シルバーバックの雄が最前線に出て立ち向かいメスと子どもたちを守る姿、子ども達は生まれてから母ゴリラの腕の中で片時も離れることもなく過ごす姿、日々寝床を変えながら家族単位で穏やかに過ごしている姿、そしてゴリラ達のフォッシーさんに対する接し方を知り、家族愛あふれる同じ類人猿の仲間であるゴリラに強く惹かれたのだと思います。
 
話はずれてしまいましたが、この本の中に、笑いについてのお話がありました。猿も笑うような表情をみせることがあるそうですが、この表情は優劣をつける際、負けを認めた猿が降参しましたと相手にアピールするための表情で、無用な争いを避けることができるそうです。それだけでなく、猿やゴリラには笑いの表情をうかべ、遊びを誘うこともあるようです。人間の場合、共感力が高いためか、よく笑いその笑いが人々に伝搬し場を和ませるコミュニケーション手段の一つとなっているとかかれています。他の動物には見られないそうです。先生ご自身、長い間山奥でゴリラ達と生活していると笑う機会も乏しくご自身の表情が硬くこわばっていくのに気づき、やはり人というのは人と顔を合わせることで表情が豊かに、笑う機会も増えていき、関係性をよりよいものに築き上げていくものだと改めて気づかされたそうです。
 
コロナ禍、自粛生活がつづきコミュニケーションの場となる会食する機会が減っています。さらにはスマホやPCなどの進化する世の中、それぞれスマホやPCと向き合うばかりで目と目を合わせて会話する機会が減っているかもしれません。私自身2年前から家族以外と食事をする機会がなく、家庭でもふっと見渡すと家族全員スマホを見ているという光景にギョッとすることがあります。コロナ禍、家族単位で動くことが多い日々ではありますが、あこがれていたマウンテンゴリラの家族のように時間を大切に、「笑う門には福来る。」笑いとともに“今”を楽しんでいきたいと改めて思った伊藤です。
 
伊藤陽子