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子育て科学アクシスブログ


使い込むほどに輝く・・・

こんにちは。伊藤です。

暑さに弱く真夏は買い物も億劫、草むしり大好きな私ですが庭の手入れも全くする気にならない状況でした。最近暑さも和らぎ涼やかになってきて外で活動することができるようになってきました。皆さんは夏どのように過ごされましたか?

 
突然ですが“ターク”というメーカーのフライパンをご存知ですか?鉱山のあるドイツのルール地方という地で1857年に創業された工場でつくられているフライパンです。製造過程は一つの鉄の塊を熱して叩いてを何度も何度も繰り返して成形していくというもので、つなぎ目が一切ないフライパンです。このため半永久的に使用可能だそうです。100年以上にわたり職人さんがその技術を受け継いできているものでその工程は創業当時と変わらないとのこと。

1860年代、日本は幕末の激動の時代です。安政の大獄、桜田門外の変の頃です。そうそんな時から変わらない製法で今も愛されているなんてすばらしい道具に違いないと4年前に購入しました。購入ではなく、誕生日プレゼントとして夫に購入してもらいました。もともとは、ティ〇―ルのフライパンを使っていましたが、テフロンが剥げてしまい、使えなくなり都度燃えないゴミとして廃棄しているのが環境によろしくないのではと思い始めたのが欲しいと思ったきっかけです。

来た当初は、青光りしているフライパンで、工業油がついている状態でした。わくわくしながらも使いこなせるか心配でした。使い始めのころは、フライパンに油がしみ込んでいないためか、油をケチったためかこびりつき、やっぱりテフロン加工のフライパンのほうがいいわと思ったりしたこともありますが、使い込むたびに青光りしていたフライパンが徐々に黒光りして、お肉はカリっと中はジューシー、目玉焼きは白味がカリっと、更には玉ねぎブロッコリーコーンなど適当な野菜と鶏肉を一枚入れて塩コショウ、オリーブ油をふりかけ鉄の蓋をのせ蒸し焼きにすると、あっという間に一品出来上がってしまい、これがまた本当に美味しいのです。さらには鉄ですから、鉄分もしっかりとれるという特典までついてくるんです。使用後のお手入れも超簡単、使い込むほどに自分になじんでいくような感じで、今まで私が購入した物の中でこのタークを超える物はありません。

私も気づけばアラフィフ、タークのように使い込むことで少しずつ熟し洗練されてきたかしら、いや、お恥ずかしい話まだまだです。

 
コロナ感染にかかわる様々な変化に不思議なほどに身体は凝り固まっていて、酷暑で犬の散歩もショートコースで、すっかり身体は一回り大きくなりました。

ストレッチしながら毎朝ロングコースを犬とともに歩いて、ちと弱った心も急速充電中です。朝の光を浴び澄み渡った秋の空をみながら歩く、これ結構気持ちがいいですよー。

 
伊藤陽子