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子育て科学アクシスブログ


学ぶことの楽しさを伝えたい

皆さんこんにちは、成田です。

 
先日、岩手県の医師会にお呼ばれして講演会をさせて頂きました。

そのあと、医師会の幹部の先生方とのお食事会に誘って頂き、通常あまり交流のない「バリバリの」現役お医者さんたちとお話をさせて頂きました。

 
まず、驚いたのは皆さん「僕は子どものとき、8時には寝てたよ。」「土曜日だけは、8時だよ全員集合を親に許可してもらうの、大変だったなあ~」「僕は今、朝5時に起きて医院の前の掃除から1日が始まるんだよー」「僕も先生と一緒で、朝はずっと3時おきだよ」と口々におっしゃっていたこと。

 
確か本にも書いたと思うのですが、そうなんです、幼少期から塾漬け勉強漬けにならないとなれない職業ナンバーワン的誤解がありますが、医師は基本的に、生来早寝早起きで育った子がなる職業なんです(笑)。

 
特に岩手県は私の育った宮城県同様自然豊かな地なので、皆さん小さいときから虫や鳥や植物とお友だちだったようで武勇伝も事欠かず、めちゃくちゃ話、合いまくりでした!

 
私が一番感動したのは、同席者の中でも重鎮オーラ満載のK先生。

「僕はね、後期高齢者だから、免許更新の時に試験を受けないといけないんだよ。まあ、いわゆる認知症のチェックなんだけど、これが難問で。例えば、最初に絵を何枚か見せられた後に乱数表チェックのテストが何問か出されて、必死にそれらをこなした後にふたたびさっきの絵が出てくる、『さっき見た絵はどれとどれ?』ってね。」

そんなテストがあることもおぼろげながら聞いたかも、程度の私にとっては ビックリ!です。そ、そんな難しいテストだとは…

「で、僕はね、どうせ受けるなら満点目指そうと思ってさ、ネットで情報集めて、類問を必死に覚えて臨んだんだよ。そうしたら、なんと本当に100点満点取れてねえ。」

 
…す、すごい。

ちなみに合格点は100点満点中50点だそうです  o(^o^)o

K先生、免許センターの人たちからも大絶賛されたそうで。

 
で、そこから皆で「勉強は楽しい」という話で盛り上がりました。

皆さん、それぞれに今でも楽しい!面白い!と思える題材をお持ちで、それに向かって自ら学んでいることがわかりました。ええ、皆さん良い年したおっちゃんおばちゃんですが(笑)、好きなことや興味を持ってることを語る目の、なんとキラキラしてること…

 
こんなおっちゃんおばちゃんと一緒に暮らしてたら、まず間違いなく子どもは影響受けるよなあ、勉強楽しい!って思える子に育つよなあ、と思ってしまいました。

 
先日、子どもの不登校に焦り困り続けてたお母さんから、「子どもが勉強しないのに教材代がもったいないから、じゃあお母さんが、勉強する!と宣言して、子どもの教材で勉強し始めました~」、と言う報告を頂きました。

私は、思わず親指立てて「good job!」と叫びました。これぞまさに「良い」ペアレンティング、素敵な母です♪

 
勉強は、楽しいものです。

大人になって勉強できる時間を持てるということは、健康で、脳も働いてて、さしあたって大きな懸案事項もない、恵まれた環境にいるということです。さあ、まずは大人の皆さんから、夢中になれることを見つけて贅沢で幸せなひととき、勉強の時間を作りましょう。

 
成田 奈緒子