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子育て科学アクシスブログ


長期休暇の過ごし方

上岡です。

「長期休暇なら旅行に行きたい!」

と常々思ってしますが、節約旅行を心がけてはいるものの、それなりにお銭はかかるものなので、貯蓄期は必要です。

そんな時は思い出に浸ります。良い思い出でも脳の奥底に入れたままだと、どんどん思い出にしにくくなってしまうので、時折行う大掃除です。

 
1人暮らしを始め、初めての旅行は北海道でした。ドラマ『北の国から』の影響をもろに受け、大学1年の時、寝袋と友達と青春18切符で行ってきました。

最寄り駅を始発で出発しても、その日中には北海道にたどり着かず、青森県の電話ボックスで野宿しました。

函館、札幌、富良野と徒歩とレンタル自転車で巡りました。

あ…さすがに随分と長く、脳の倉庫に収納していたので思い出しにくくなっています。こういうときは写真の力を借りましょう。

写真の私はほぼジャージ姿で満面の笑顔でした。野宿も含め、あらゆる経験が初めてで楽しかったのです。

一方、長い時間一緒に過ごしたことで友達とイライラしあい、札幌では「別行動をとろう」と別れ、その3時間後、ゲーセンで再会するという、知らない土地を楽しむというスキルの無さが互いに浮き彫りになりました。

より詳細は、帰省したとき、その友達とこの話をネタに盛り上がろうと思います。

 
2回目の北海道は1人旅でした。

自家用車で新潟に行き、自動車のままフェリーに乗り込み、今度は野宿ではなく車中泊で道内を回りました。

小樽、函館、富良野、網走、稚内、夕張、登別温泉…。

写真の私はスーツ姿です。旅行客と思われるとなめられるのでないかという、ピンとこない不安がこの時期あり、着ていったのでありました。

ソフトクリームを買った直後に落としてしまい、子犬のような目をしていたらお店の方が「大丈夫ですよ。新しいのをさしあげますよ」と言ってくれました。

今度の富良野は自動車で巡りました。

学生時代の女友達の実家に泊めてもらえることになり、が、その友達と喧嘩をして相手してもらえなくなり、他人の家のリビングで、初めてお会いしたお父さまと、長い時間お話をするというシュールなシュチュエ―ションに出会えました。

その他、1人旅だったせいか、駐車場の管理人、石原裕次郎記念館の受付の人、カレー屋の店主など、やたらと人とお話しました。

 
その後、北海道には2度行きました。

富良野で長く過ごしました。もう『北の国から』は薄れ、ただただ自分の中の「好きな場所」になってました。

海鮮丼やらコロッケ、ソフトクリーム、とやたら食べている写真が目立ちます。下っ腹も出始めてました。

 
写真以外に行った先の施設のパンフレットもヒントになりました。親元から離れた後、引越しを7回経験し、そのたびに荷物を軽くしてきましたが、捨てずにいて良かったです。自力で思い出すには限界がありますが、思い出の品というヒントによって、引っ張り出すことが容易になりました。

 
初回の旅行の時期に描いていた展望、2回目の時期に秘めていた志、などそれらを思い出すことで、今の心持ちに混ざりあい、改めて考えるこれからの展望。

タイムマシンで過去の自分の前に駆けつけ「信じられないと思うが私は未来から来た君だ!まずはこの車に乗れ!」と言い放ち、助言をすることはできませんが、タイムカプセルのように過去の私の真剣さが、私が今、見ている景色の解釈を変えることになります。

 
短い休みでは、今やりたいこと、今休めたいこと、に時間をあてることになりますが、長い休みでは、新たな思い出を作るだけではなく、思い出に浸るのも良いものだと思います。

 
上岡