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子育て科学アクシスブログ


音楽と数学

こんにちは。黒岩です。

春風の心地よい季節になりましたが、皆様お変わりありませんか?

 
さて、私はあまり習い事の経験がない(高校1年生から大学4年生の間通った書道と、中学3年生の1年間通った学習塾)のですが、唯一ガッツリと続けた習い事といえば4歳から中学2年生まで10年間習ったエレクトーンです。

4歳から始めたので、自分から「やりたい!」と思って始めたものではなく、ある日、自宅に大きなモノが届き、スイッチを入れて押してみると「いろいろな音が出て面白い!」と感じ、その数日後に幼なじみと一緒に教室に通うことになった、という経過なので、しばらくは「やらされている感(習わされている感)」が強かったです。

それでも、小学生になった頃には「これ、『みんなのうた』で流れてる曲だ!」と知っている曲を練習したり、「光GENJIの曲だ!」(年代がバレますね…。)といったように、当時のヒット曲を弾けるようになったりするうちに、どんどん「いろんな曲が弾けるようになりたい」欲が強くなり、積極的にエレクトーンのレッスンに行くようになりました。

 
エレクトーンが楽しくてたまらなくなってきた中学2年になったばかりのある時、先生から「もっと上を目指すなら、楽典(楽譜を読んだり書いたりするときに必要なルールや規則)を勉強しなくちゃね!」とお声かけいただき、楽典を学び始めることになり、とっても面白いことを学びました。

エレクトーンでは左手でコード(和音)を弾くのですが、その音の構成にも規則があります。

例えば、Cのメジャーコードは「ド・ミ・ソ」の3音から構成されているのですが、主の音である「ド」から順に5音(白鍵・黒鍵を含む)あがったところに「ミ」、「ド」から順に8音あがったところに「ソ」があり、この「主の音と、主の音から5音・8音の3つの音をおさえる」というルールからコードが構成されていて、D・E・F・G・A・Bのどのコードにも使えるルールなんです。

(参考までに、Cメジャーコードの鍵盤の図を掲載します。二重丸がド、赤丸は左から順にミ・ソとなります。)



 
同じように、マイナーコードは「主の音と、主の音から4音・8音」のルールからコードが構成されており、「ド・ミ♭・ソ」の3音をおさえればCのマイナーコードになる、というわけです。

それまでは、「Cはド・ミ・ソ、Fはファ・ラ・ド…。」とコードを構成する音を1個ずつ覚えて弾いていましたが、数で示せるルールがあることを知り驚きました。

また、楽譜に記載されている「4/4」も、「1小節の中に4分音符が4個分の音符が入る」ことを示しており、今考えれば、一見別のものと捉えがちな数学と音楽が、実は「数的なルール」という点でリンクしていて、「そう考えるともっと数学の勉強が楽しくなったんじゃないかな~。」と思う今日この頃です。

 
中学2年生の3月、エレクトーンの先生が遠方に引っ越しをされたことと私が塾に通い始めることになったことが重なり、エレクトーンをやめることとなり楽典の触りしか学ぶことができませんでしたが、最近は時間がある時に自宅の電子ピアノを弾いて遊んでいて、またエレクトーンを習いたいなという気持ちが強くなり近くのエレクトーン教室を探している日々です。

 
話は変わりますが、去る3月10日・11日に、私の地元にあるシャトーカミヤでプロジェクションマッピングのイベントが開催されました。

この2日間限定ではもったいないくらい迫力のある作品でしたので、皆さんにおすそ分けをさせていただきます。

 
通常はこのような建物が…、



 
ブドウやワインボトルが表示されたり、



 
牛久大仏が現れたり(ちょっと怖いですね…。)、



 
とても素敵なイベントでした!

 
黒岩 美喜