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子育て科学アクシスブログ


マインドフルネスと脳機能

皆さんこんにちは。

成田です。

 
アクシスのスタッフの一番の苦悩は、「新ワークを作る」ことです。
代表から「会員さんのニーズをくみ取り、ピタっとあてはまるワークをどんどん考えなさい!」と指令が飛ぶので、いつも戦々恐々としているスタッフたち・・・でも、そんな中で、皆、奮闘して新規アイデアをどんどん出してくれているのですよ。代表としてはとてもありがたいです。

 
ところで、これまでも度々「会員さんのニーズが高い」と色々なワークが作られてきたテーマが、「怒りのコントロール」です。
特にアクシスでよく話題になるのが、「親が子に対して」感じる怒りや「妻が夫に」「夫が妻に」感じる怒り、そして「子どもたちが同級生や先生に対して」感じる怒りなどです。これらが時として家族の存続や社会での生きづらさなどに繋がってしまうと大変です。

でも、じゃあ「怒りが全然ない」のが正しい状態かというと、そんなことは決してないのです。

 
怒りとは、動物が生き延びるためにとても必要なもの、なくてはならないものでもあるのです。

 
ということで、成田と上岡が真剣に「怒り」について学び考えて、今回、「怒りのコントロール」ワークをリニューアルして新たに作りました。
「怒りの急性期治療:怒りが落ち着く魔法、教えます」
「怒りの根本治療:怒りを持ちながら人と関わるコツ」

どちらも、「怒りは起こってもいいんだ!」という考えのもとに、作られています。

 
成田が担当した「怒りが落ち着く魔法、教えます」は「マインドフルネス」という瞑想をベースにした心理療法にモチーフを求めています。
が、アクシスならではの脳のメカニズムから考えた瞑想の解釈がそこに入るので、たぶん、受けてくださった方は「瞑想・・・?なんかうさんくさい」という考えは払拭していただけるのではないかと思います。成田自身、勉強を進める中で「なるほど!」と膝を打ちましたもの。

上岡が担当した「怒りを持ちながら人と関わるコツ」とペアで学んでいただくと、実に明快に「怒っているときに脳の中で起こっていること」が見えてくると思います。その上で、「急性期の治療(主に右脳を使います)」と「根本治療(主に左脳を鍛えます)」のメカニズムを知っていただけるととても楽しいと思いますよ。

 
・・まあ、そんなうんちくはともかく、昨日、その新ワーク第一回目が開催されました。

瞑想→マインドフルネスの導入部分を知っていただくために用いたのは、
「こんぺいとう」
「甘納豆」
「レーズン」

 
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「今、この瞬間、ここにあるものだけ」に注意・集中する、という方法は実にわかりやすく簡単です、
子どもでも、簡単に取り組めるこの「怒りが落ち着く魔法」、根本治療の「怒りを持ちながら・・」と共にぜひ皆さんにも体験していただきたいと思います。そして、ご家庭で繰り返していたければ、家で、学校で、そして社会で起こってしまう怒りへの対処がちょっとスムーズにできるようになるかも。

 
ところで、昨日家に帰ると、模試帰りの娘高3が興奮して言ってきました。
「今日の模試の英語の問題文が、マインドフルネスだったよ~~、お母さんが言ってたのとおんなじこと、書いてあった!今頃お母さんアクシスでやってるんだろうなあ~って思いながら解いてたよ!」

 
大学入試にも役立つ?!・・・かもしれない、マインドフルネスの知識をぜひあなたも(笑)。
成田奈緒子