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子育て科学アクシスブログ


自分で考えるから「抑止力」が育つ

皆さんこんにちは。成田です。
 
先日、あるイベントがあり、そこで宣伝活動をさせていただく機会がありました。
 
親子200組が集まって、子どもたちはいろんな工作や体験を提供するブースを回って未知の工作なんかを体験するという楽しいイベントです。
わがアクシスは、その会場の一角にブースを設けさせて頂き、アクシスのあれこれを紹介させて頂きました。
私はその日病院外来との掛け持ちで僅かな時間しか顔を出せなかったのですが、精鋭メンバー上岡、藤原が綿密に準備し、プレゼンし、客寄せ(?)もしてくれたおかげで、たくさんのお客様にも興味を持って立ち寄っていただけました。
 
イベント終了後、私たちの隣で「木工工作」の体験を提供してる女性がしきりに主催者の方と「なんかおかしいのよ~」と話してらっしゃるのが気になり、つい首を突っ込んで、私もお話を聞いてみました。
 
その方はもう何年も前からこのイベントに参加されてるということなのですが、「子どもがすぐに自分から手を出さなくなった」とおっしゃるのです。
床のビニールシートの上にたっくさん積んである、いろんな形をした木の破片を自由に使って好きな形をボンドで貼り付け作っていくという、いかにもワクワクのコーナーですが、どうも4、5年前からどんどん子どもが、「途方にくれる」ようになってきたらしいのです。
そして一方で、本来なら子どもを自由に遊ばせて親は離れたところから見守る、というコンセプトのはずが、このところは親がべったり子どもに付き添ったまま離れないケースが目立つ、と。
結果、途方にくれる子どもに親が指示して木工作品を「作らせる」。
「ほら、その出っ張った角に、あっちにある丸い木片、ううんそれじゃない、その隣の、そうそれをくっつけたらいいんじゃない?」なんてずうっと指示出し………それに素直に従う子ども。
 
「だからねえ、以前は子どもがどんどんくっつけてって、気づいたら自分の背の高さより大きい作品になっちゃって、持って帰れない~!なんてことも結構あったんだけど、最近は全くなくなったわね~。電車に乗るとき恥ずかしい、とか家に置く場所ない!!とか色々考えるんだろうねえ大人は(笑)。」とおっしゃってました。
 
こうやって縦断的に子どもを見続けてる(私もそうです)人からは、子どもの「どんどんおかしくなってる様子」がよく見えるのですが、いかんせん、今子どもを育て中の親は横断的にしか見られないので、「みんなそうじゃん」と気にならない。
 
これってちょっと、いやかなりコワい事だと思います。
 
大人に「見守られつつ泳がされる」ことで、自分で考えて行動する。
→結果、失敗をして叱られたり怖い思いをしたり恥をかいたりする。
→記憶に残る。知識がつく。
→いつか「抑止力」が脳に作られる。
→だから、社会の中ではみ出す行動を自身の脳で「抑制」できる大人に育つ。
 
このところ世界中で、あり得ない考え方をどこまでも抑止できずに行動へと繋げてしまう、未熟な脳を持つ大人が生産され続けています。
日本でも20代の「高等教育を受けたはずの」大人が、たくさんの人の命を奪う行為を、抑止力ゼロで行った事件が起こりました。
 
大人は、横断的にではなく、縦断的に子どもを眺めて、本当に子どもの脳を育てられる関わりをしましょうよ、と強く思います。
思う、と、行動する、の間に正しい思考、抑止力が働く脳は、大人が正しく子どもに関わらなければ作れないのです。
 
いろんなことを考える機会にもなり、またアクシスを知ってもらう場にもなったこのイベントに参加させて頂き、本当に良かったです。
皆さんに感謝です。ありがとうございました。
 
成田 奈緒子