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子育て科学アクシスブログ


映画の話

子育て科学アクシスでは8月21日(日)、「男子禁制!女子会ワーク!」をやることとなりました。
そこでこの日、強制休暇をとらされる上岡です。
その日の午後には私の大好きな『映画ラウンジ』も開催予定であり、

悔しいので今回は映画を語ります。

 
SFホラーの名作『エイリアン』です。

 
『ハリーポッター』『スターウォーズ』『ロードオブリング』など、シリーズものの映画は尺が長くなるぶん、壮大な物語が描かれてますよね。『エイリアン』もそうです。
最初の『エイリアン』では、主人公のリプリーは、宇宙船に乗っていつもように仕事に出かけたら、その仕事には「地球外生命体を地球に持ち帰る」という隠されていた裏の任務があり、案の定、エイリアンは宇宙船内でおとなしくしておらず、乗組員に寄生し飛び出し大暴れ。
死闘の末、エイリアンを倒した唯一の生存者リプリーは、脱出用の小型宇宙船で地球に向かうのです。良かったね、リプリー。

 
が、

 
『エイリアン2』のオープニングでは、リプリーの乗っていた小型宇宙船が地球への軌道から外れてしまい、地球の周囲を57年間さまよった後に地球で到着します。嗚呼、リプリー。
57年経ってますから、11歳だったリプリーの娘は老衰ですでに他界していました。深く落ち込むリプリーですが、小惑星LV-426で、倒したはずのエイリアンが暴れていると聞くと、再び地球を後に旅立ちます。

その惑星で、他界してしまった娘に面影が似ている少女と、リプリーに恋心をよせる海兵隊の男性、頼れるアンドロイド1体と出会います。
前回よりパワーアップしていたエイリアン!それも複数!
七転八倒の死闘の末、エイリアンらを倒したリプリーは、またまた小型宇宙船で地球に向かうのです、今後は仲間とともに。今後こそ良かったね、リプリー。

 
が、

 
『エイリアン3』では、脱出時に乗っていた宇宙船内に小さいエイリアンが一匹隠れていて、リプリー以外が全員襲われ、さらに宇宙船は流刑惑星フィオリーナ161に不時着していました。嗚呼、リプリー、嗚呼。
流刑惑星でもエイリアンは大暴れ!それも今度は軍団規模!
なにやかんやの死闘の末、エイリアン軍団を倒しますが、リプリーの体内にエイリアンが寄生していることがわかり、エイリアン殲滅ため、リプリーは自らの命を投げだしこの壮大な物語は終わります。ようやく眠れるね、リプリー。

 
が、

 
『エイリアン4』は、なんと前作から200年後。宇宙船「オーリガ」内でリプリーはクローンとして再生されます。Oops、リプリー。
悪い人たちがいて、エイリアンに寄生されていたリプリーを甦らすことで、エイリアン自体をも復活させ、戦争の武器をして利用しようとしたからです。

期待通り、言うことを聞かないエイリアンたちは思い通りになるはずもなく、またまた宇宙船内で大暴れ!
リプリーを母親と思ってしまうエイリアンも加わって、かくかくしかじか死闘の末、エイリアンを倒します。
クローンのリプリーは宇宙船を脱出し、ようやく、本当にようやく地球に帰りつくのです。本当にようやく、リプリー。

 
『エイリアン』は、1人のお母さんがいつもの仕事で宇宙に出かけた結果、約260年かけて帰宅するという壮大な、家までの旅路を描いたロードムービーなのですよ。途中、クローンにもなっています。

 
木だけでなく、森として見てみると、新しい見え方がするもんですね。
似たような映画に『ジョーズ』があります。
アクション映画の名作ですが、シリーズものとして鑑賞すると、「無差別に人を襲う人食いサメ」と「人々」との闘いではなく、「ある人食いサメのファミリー」と「ある男のファミリー」との顔見知りの争いだったということがわかります。

 
お時間あるときにシリーズものを見て、その新しい見方を味わってくださいませ。

 
上岡