お問い合わせはコチラ

子育て科学アクシスブログ


当たり前?

こんにちは。黒岩です。

吹く風が肌に心地よいこの頃、あっという間にゴールデンウィークも過ぎていきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 
ゴールデンウィークと言えば、4月末から5月初めにかけての大型連休で、比較的天候も良く、絶好の行楽日和というイメージでしょうか。

特に、お仕事や学校の都合で続けて休暇を取りにくい人たちでも、祝日が続くゴールデンウィークを狙って長期の旅行に出かけたり、自宅でのんびり過ごしたり、「ゴールデンウィーク=休暇」という過ごし方をされる方が多いでしょうか。

 
でも、私にとってゴールデンウィークは、「家族総出で田植えをする期間」、つまり実家の年中行事である「田植えウィーク」であり、「労働の日」なわけです。

結婚して夫と暮らすようになり、ゴールデンウィーク中に旅行や買い物に出かけたりして「これが一般的にいうゴールデンウィークの過ごし方か…。」と感じる生活をしておりますが、この時期になると、実家で生活していた時に家族揃って田植えをしたこと、お昼ご飯は田んぼの畔にシートを敷いてお弁当を囲んだこと、雨が降って田植えができない時に両親が水族館に連れて行ってくれて「やっとゴールデンウィークっぽい過ごし方ができた!」と嬉しかったことなどを思い出します。

「ゴールデンウィーク」といっても、家庭によって過ごし方の「当たり前」は違うんだという事を実感しました。

 
つい先日も、私にとっての「当たり前」である、「新しい靴をおろす時は、靴底に唾を「ぺっ」と吐きつける」という行為を見た夫が、「何やってんの!汚いなー!」と本気で怒っていました。

この「新しい靴に唾を「ぺっ」と吐きつける」行為、どうやら昔は新しい履物を履かせて夜玄関から出すのは死人だけだったからという言い伝えがあるそうで、この行為を怠ると、滅多に怒らない私の父が必死に怒っていたので、「やらなきゃいけないんだな~」と感じ始め、私にとってこの行為が「当たり前」になっていったわけです。

自分でやっていることは、誰しも「当たり前」や「みんなやってることだよね」と考えがちですが、生活環境や個人の価値観によって「当たり前」は変わるんですよね。

 
夫と結婚して8年が過ぎようとしていますが、今でも夫と私の「当たり前」の違いを目の当たりにし、新たな私たち夫婦の「当たり前」が出来上がることにワクワクしています。

 
黒岩 美喜