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タメになる読み物

なぜ?がなるほど!に変わる本 ― 知ればなかよし発達障害のお友達


第17回「教員・保護者向け解説 (5)みんなの幸せのために」

2004年度に文部科学省から発表された「小・中学校におけるLD(学習障害),ADHD(注意欠陥/多動性障害),高機能自閉症の児童生徒への教育支援体制の整備のためのガイドライン」では、明らかな知的障害はないものの、学習面や行動面で著しい困難を持つ児童生徒の割合は6.3%にのぼると報告されています。一クラスに1人~2人はこういった子どもがいるという計算になるわけです。
 
普段は問題なく過ごせていたとしても、部分的、あるいは場面により周りの「ふつうとされる子どもたち」の言っていることや「決まり」として行っていることが理解できなくなることがあるのが「脳の働きの違い」から来る困難さの特徴です。 あたかも突然エイリアンばかりの知らない惑星に来たかのように戸惑ってしまうこともしばしばです。そんなときに、彼らにわかる言葉で、わかる方法で助けを出してくれる友達や先生の存在はなにより貴重です。さらには、本人が自分で「何を言っているか、何を行っているかがわからないから説明してほしい」と周囲の人に向かって言えることもとても大事です。
それが、「周知」と「告知」の重要性です。
周知と告知がうまく行えたことによって、それまで抱えていた不安感が減り、安心して学校に通えるようになった子どもたちを見ていて、私はその重要さに改めて気づかされました。
それは、単に学校、教育といった問題ではありません。一人ひとりの人生とそれを取り巻く社会全体の幸せに通じる重要な問題なのです。
この本に書いた内容を一人でも多くの方が理解して、いわゆる軽度発達障害についての理解と支援を積極的に進めてくださることによって、彼らが生涯安心して自分の能力を発揮できる世の中になっていくことを望んでいます。