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子育て科学アクシスブログ


ふきのとう、美味しいですよね~♡

皆さん、こんにちは、伊藤です。

最近は日々流されるように業務をこなしておりアクシスになかなか足を運べず、あっという間にお正月、あっという間になんと卒業シーズンとついていけてない伊藤です。

まだ寒暖差が激しい日々ですが、もう春がそこに来ています。伊藤の家はプチ田舎にあり、ちょっと歩くと自然たっぷりな場所にあります。朝、日が昇る前から犬を連れて家を出発し、日の出を「神々しい!」と毎朝心でつぶやきながら散歩しているのですが、散歩コースのあちらこちらに“ふきのとう”が沢山生えているのです。わが家の庭の片隅にも芽吹いており、毎年立春を迎えるころ、朝摘み取りその日の朝食にてんぷら粉をつけて揚げ、塩をふって食べる。サクッとした衣にほろ苦さと塩気がマッチしていて、自然の恵みを感じながらのちょっとした幸せ時間です。

“山菜”なんて子どもの時は、見た目から口に入れようとも思いませんでした。山菜だけではありません。自慢ではないけれど沢山苦手な食べ物がありました。ピーマン、ゴーヤ、にんじん、ウニ、いくら、生魚などなど。これが不思議、今ではどれも(いや、甘く煮たニンジン以外)大好物です。

「味覚が変わったのよ。」と言われることがありますが果たして味覚の受容体が何か大きく変化しているのでしょうか?味覚には、塩味、酸味、苦味、甘味そして旨味があります。その味覚受容体が変化するから大人になるといろいろなものを食べれるようになると思われがちです。老化するとともに受容体の感受性が落ちるということが分かっていますが、成長によっていろいろな料理が食べられることとは直接の関係はないようです。様々なお料理を“おいしい”と感じるのは味覚も一役かっているのは間違いないのですが、それ以上に匂い、見た目、その場の雰囲気も関係しているようです。ただただ不快な苦みという感覚刺激から遠ざけていた食べ物も周囲の人の促し、おいしそうに食べる姿から食べてみたら、あらっ、不思議、なんだ、おいしかったじゃない‼と思えるからこそいろいろなものが食べれるようになってくるのだと思います。

私と同様に好き嫌いが多かった我が家の子ども達、上の子は一切お刺身を食べることができなかったのが、北海道に住むようになりお刺身が食べれるようになり、真ん中の子は現在も偏りがありますが、促すと茶碗蒸しもサラダも煮物もなんとか食べることができるようになりました。下の子は自分で初めて釣りあげたスズキを調理し食べたことをきっかけにあらゆるお刺身を食べることができるようになりました。面白いものです。

今年の春にふきのとう、タラの芽、皆さん食されました。

 
伊藤陽子