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子育て科学アクシスブログ


オンラインの効用

皆さんこんにちは。成田です。
 
8月にずれ込みましたが、今年の前期の大学講義が無事終わりました。
すべてオンラインで配信という形を取らざるを得なかったのですが、おかげさまで成田先生の講義はおしなべて大好評で、さすが女優デビューしただけのことはあった!と自画自賛している次第です(あ、突っ込まなくても結構です(o^-^o))。
 
実は先生側の手応えとしても、毎回の課題の内容を見るたび「あ、この子達、伸びてきてる!」と実感することが増え、最後のレポートなどに至っては、本気で感激したり唸ったりさせられる内容のものが多くて、大学の先生になってはや22年、初めてといっても良いくらいの「教えがい」を感じられた訳です。
 
その理由は、彼らに最後に行ったアンケートに表れてました。もちろん最初は不安でどうしていいかわからなかった、という意見多数なのですが、後には「でも、次第にリズムがつかめて来ると、理解できなかったところは聞き返して止めて教科書を読んだりして学べて、とても進めやすかった」「パワーポイントの図と解説が一致しててわかりやすかった」「いつも回りの学生が無駄話をしてうるさくて集中できなかったが、一人で学習できると理解が進んだ」等々。あ、もちろん「成田先生の明るい声の講義が楽しかった💕」「他の先生の講義には絶対にない、オンラインなのに雑談で脱線する授業が超面白かった」なんてのもたくさんありましたよー(*^^*)
 
皮肉なものですが、対面で大人数対象の大学講義スタイルの欠点がオンラインでことごとくカバーされてるんだな、と思いました。
ただ、このスタイルについてこれる学生はもちろん全員ではなく、基本的には生活リズムがしっかりしている子達です。逆に「大学に行く必要がないから」と夜中まで起きてて昼まで寝てる生活になりさがった(笑)子達は、レポート提出できずにドロップアウトなんてこともありました。
 
ちなみにうちの大学3年生の娘と先日話してたら、衝撃発言してました。
「あのさあ、私、小中高と、まだ出してない宿題が山ほどあるんだよねえ。出さなくて先生に怒られても出さなくて、そのうち3ヶ月くらい経つと、先生もなんも言わなくなるからうやむやにして…。
そんな私がさあ、今学期のオンライン授業の課題は、誰よりも早く、確実に提出してたんだよね。で、なんでかって考えたら、朝は目覚ましかけなくても5時に目覚めるから、白湯飲んでストレッチして、お風呂入ってガッツリ朝ごはん作って食べて。そうすると、次は勉強するしかなくなるから午前中はひたすら勉強してたなあ。そう、オンラインだと「ん?なに?」って思ったら止めて聞き直せるんだよ。ちょっかい出す友達もいないから、めちゃくちゃ学習が入ってくるのだ、うん。自分のリズムで生活できるのがこんなに楽しく、はかどるとはビックリ!」
 
……って。
母はそれより小中高の宿題の話にビックリだよーー。
今からでもすべての担任の先生方に「申し訳ございません!!!」って謝りに行きたい気分です(汗)。
 
まあとにかく、義務教育などはまた事情が違うとは思いますが、こと大学教育に関しては「教え込む」ものではなく「考えてアウトプットさせる」が重要だと考える私にとって、今回の強制オンライン化は、ある意味面白い実験だったと思います。
 
ただし、学生のアンケートでも娘の発言でも「でも、お昼ごはん一緒に食べて笑い合うとか、わからないところを共に学び合うとか、は、本当に必要と感じた」という意見も多いことからわかるように、今後もオンライン「だけでいい」とは私ももちろん思わないです。でも、新しい方法論としての個別学習の導入は、生活リズム教育と併用されるのであれば、アリなのではないでしょうかね。
 
成田 奈緒子