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子育て科学アクシスブログ


失敗のさせ方

こんにちは。成田です。
毎日蒸し暑い日が続きますが、皆さんお元気でしょうか・・・?
 
結構前から親しくしていただいている方で、教育ジャーナリストの中曽根陽子さんという方がいらっしゃいます。最初の出会いは彼女がライターをされていたときに、雑誌の取材か何かでお会いしたことですが、その後どんどん中曽根さんはご活躍され、最近ではマザークエストという団体を立ち上げて、さらなる発展をされています。
https://www.motherquest.net/
 
その中曽根さんのご著書に「成功したいなら『失敗力』を育てなさい」というのがあり、私はいたく同感するわけです。何を隠そう、成田の考えも中にしっかり引用していただいております。
 
近頃、子どもに失敗させたくない、させたらかわいそう、と次々先回りするお母さんが多いです。
・大学4年生の娘の「今日着ていく服」を毎朝トータルコーディネートしてあげる母
・大学のオープンキャンパスに、事前にパンフレット読み込んで分厚いメモを持参して、教員を質問攻めにする高校生の母(本人は後ろの方でつまんなさそう・・・)
・大学3年生の子どもの就職エントリーシートを書いてあげる母
なんてのを日常的に見ていると、あきれるを通り越して空恐ろしくなります。
いやいや、失敗を含め数多くの経験を積むからこそその経験・知識をもとに前頭葉を使えるようになるでしょ、っていうのが成田の脳育て理論なわけで。
ということは、この子たち、本当に前頭葉育ってないってことになるわけで。
 
・・・でも一方で、実は、本当にそうなのかな?先回りさえしなければ、「失敗させる」母はすべて理想の母なのかな?と疑問を持つ私も絶対にいるのです。
 
私は、ものごころついたころから、「自分の人生ってうまくいってないなあ、つらいなあ、」と感じ続けて育ってきました。一番最初の失敗の記憶は5歳ごろ、祖父母の家のある福島県いわき市の、ど田舎道で妹と二人、ものすごく迷ってしまって2時間くらい迷子になったことです。
 
全く方向が分からず、家も全然建ってない畑のど真ん中で、本当に不安で孤独で恐怖でつぶれそうになりながら、それでも必死で妹の手を引いて、なんとか祖父母の家の玄関に大泣きしながら帰り着いた私に、母はつめたい目をして、「馬鹿じゃないの?」と言い放ちました。「こんな簡単な道、迷うなんて」。
そのまま母は妹を抱き上げて入ってしまい、玄関に置き去りにされた私はその時初めて「人生ってつらいものなんだな」と感じました。今でもそのシーンは鮮明に覚えています。
 
いやもちろん、今の私から考えると、そりゃあ当たり前だとみんな言うでしょう。
道しるべもなく十文字にも交差していない平坦な田舎道、成田が迷わないはずがない!!そんなところに成田を野放しにするなんて、ああ~こわいこわいって(笑)。
 
でも当時の私も、私の周りの大人たちも、私の理解者ではなかった。
この経験から始まり、数多くの失敗を重ね長い長い生き辛い時代を経て、今の私は、この失敗たちこそが本当に私を育ててくれた、と言うことができます。
だけど、私と同じ経験を、例えば自分の子どもや私の関わっている子たちにしてほしいとは思わないです。
 
だからこそ、子どもに「失敗させる」って本当に難しいことだなって思うんです。
愛情はたくさん与えつつ、子どもに失敗を重ねさせる。自分で考える脳を作る。
難しいです。むしろ、先回り育児の方が母子ともお互いにラクですよね。
その方法を選択する親御さんのことを責められないし、自分で考えられない脳に育っても、私よりは幸福な気がしたりもします。
 
失敗のさせ方、まだまだ考えなければならない課題です。
 
ちなみに、先日私は、毎日通っている高速道路を逆方向に乗ってしまい、「やばい!大変!アクシスに間に合わない!」とパニックになりました。
が、スタッフKに「また?!」と冷たくあしらわれても、5歳の時ほどは傷つきませんでした。成長したものです(笑)。
 
成田奈緒子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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