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子育て科学アクシスブログ


対話と会話

皆様こんにちは。成田です。

 
1月から始まったアクシスの新ワークシステム、もう体験されたでしょうか?

決まったテーマは月に2つだけ、それをスタッフが専門性をいかした「持ちネタ」で、その日そのとき参加された会員様に合わせて組み立てていく、まさにオンデマンドプログラム!

 
私たちは、始めてみて「あ、これ、いい!!」と感じています(アクシス得意の自画自賛)。

参加された方それぞれのニーズに合わせるために持ちネタの中から選んで組み合わせ提供するので、たぶん今までよりピンポイントで学びたいことに寄り添えてる気がします。

また、サブのスタッフも同じテーマの持ちネタを持ってるので、適宜そのネタも交えながらワーク展開できるため、より幅広いニーズにお答えできてると思います。

まあ、その分スタッフは、たとえ自分のメイン担当ではない日であっても気が抜けないし、ネタも出来るだけ増やしておかないといけないので、いつもアンテナを立てて新しい知識や情報をキャッチしておかなければならないので、結構大変です…(汗)

ぜひ、まだ未経験の皆様は、新ワーク体験にいらして下さいね。

 
そんな新ワークの成田の持ちネタのひとつとして、1月には「対話」をテーマにした寸劇を取り入れてみました。

演出家である成田が決めたのは「バス旅行で山梨に来た見知らぬ参加者同士が昼食のほうとうを食べてるところ」という場面設定だけで、あとは自由に話し合いで決めてもらいました。

 
タネを明かせば、これは平田オリザさんの演劇ワークショップの本を読み漁り、手法を会得して簡略化して応用したものなんですが、正直、演出家の私はドキドキでした。

でも、蓋をあけてみるとオリザさんの言う通り、「対話を求められる場面設定」をするだけで、こんなにも人は対話を試みるための言葉がするする出て来るものかと驚かされる展開になりました。

特に、素敵な発想の持ち主のRさんが、自分の役どころを「日本のおいしい水に密かに目をつけて、大規模に本国で売りさばこうという下心で潜入しに来た中国人」と奇想天外に設定してくれたお陰で、他の役者さん(会員様)たちの発言が自然に「相手の考えを聞き出そう」とする言葉のやり取り、すなわち対話になったのです!

 
これがワークの「めあて」でした。

つまり、家族などバックグラウンドを知り尽くした相手とのやり取りは言葉が省略され、相手の事を知ろうとしなくなる。これが会話。

でも、相手の氏素性がわからなければ、人は一生懸命相手を知ろうとする。

これが対話であり、本当は家庭や職場でこそ「対話」が必要であり、それを意識した言葉のやり取りが必要なのだよ、というお話にしたかったのです。

スタッフの黒岩、藤原を「倦怠期で、夫は嫌々ながらバス旅行に参加した中年夫婦」と設定したことで、対話と会話のコントラストがはっきりして、とても良い学びになりました。演出家成田もビックリの皆様の名役者ぶりでした!!

 
4月にはまた、このテーマ「親子の信頼を築き直す」が登場します。

この対話ワークはもちろん、更なる新ネタと他のスタッフご自慢の持ちネタを豊富に取り揃えて素敵な一期一会のワーク展開をしていきます。

あ、もちろん、2月、3月もそれぞれのワークテーマのもと、こんな感じで楽しく「あなたの」為になるワークをオンデマンドでご提供いたしますので、ぜひぜひ学びと遊びにいらして下さいね~♪お待ちしています。

 
 
成田 奈緒子