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子育て科学アクシスブログ


神戸っ子は絶滅したの?

こんにちは。成田です。

 
先日、神戸で講演会があり、久しぶりに三宮に降り立ちました。

8歳から30歳くらいまでを過ごした街なので、できれば時間を取り滞在したかったのですが、結局自由な時間は前後合わせて約45分というスケジュールになってしまいました。

それでも、若かりしころ毎日のように徘徊した(?!)三宮から元町にかけての街並みはとても懐かしく・・・・のはずだったのですが、歩いてみてびっくり。

私の記憶にあるお店はすべてなくなっていて、今や日本全国どこに行ってもあるチェーン店ばかり。

 
「神戸っ子」という言葉を、当時私たちはかなりプライドを持って発音していました。

ハマトラ全盛期に大学生だった私たちは、JJに出てくる横浜のファッションを眺めつつ、「でも神戸には神戸にしかないお洋服屋さんがたくさんあるものね」っと決してキタムラのバッグには手をだしませんでした。ミハマの靴は履きませんでした。

 
神戸の色、神戸のスタイル。私たちは「神戸っ子」らしくあることを一番に念頭において、すべてのライフスタイルを建設していたような気がします。

お洋服だけではなく、ケーキだってパンだって、そこにしかないオリジナリティあふれる異国情緒。

芦屋や夙川や御影に住み着いた外国のおじさんたちがそこでだけ作っている味を楽しみに、大学生時代は、毎日のように授業が終わるとケーキ屋さんに行ってお茶をしていたものです。生理学の授業で耐糖能を測ったときに、異常値が出たのも当たり前です(笑)。

 
なのになのに。

なぜケーニヒスクローネはあんな巨大なビルを建てたのでしょう・・・(涙)

なぜ、Oxfordはなくなってしまったのでしょう・・・・・(涙)

街を歩くお嬢さん方のファッションも黒やグレーばかりで、東京のそれとあまり変わらない気がするのは、私の気のせいなんでしょうか。

パステルやショッキングピンクを上品に取り入れることがとっても上手で、でも狭い地域に代々居住するがゆえのコンサバ感を大切にする、独特のファッション感覚を持つ「神戸っ子」なんてものはすでに絶滅したのでしょうかねえ。

となると、いまだにその頃のファッションを意識している私は、日本のどこにもあてはまらないただの派手なオバサン・・・???まあ、自分でもそう思います(笑)。同窓会で中高の友達と会うと、同じ感じなんでほっとします。

 
最後に通過した三宮センター街の地下で、「セリザワ」が昔の場所に昔のままであったのを見つけてやっと安心しました。

絶対、チェーン化しないでね!

 
講演会の会場だった「朝日ホール」のクリスマスの飾り

(昔は大きな映画館で、私はここで「トップガン」を観て、あまりの迫力に腰が抜けてそのままもう一回観たのを昨日のことのように覚えています・・がその劇場はなくなって、瀟洒なホールに生まれ変わっていました)

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